1月23日、大阪・エディオンアリーナ大阪。121ポンド契約8回戦。元総合格闘家で日本スーパーバンタム級7位の那須川天心(帝拳)=2勝無敗=選手が、プロボクシング転向3戦目で、WBA、WBO世界バンタム級14位ルイス・ロブレス(メキシコ)=15勝(5KO)2敗1分=と対戦。

試合開始。サウスポーの那須川選手は右ジャブで圧力をかけ、左トレートボディへ伸ばす。

スピードで上回る那須川選手はロブレスのパンチを外し、ジャブから左を上下に打ち分けた。

第3ラウンド。那須川選手は的確なパンチでロブレスを追い込んで行った。

3回が終了すると、ロブレスは右足の負傷を理由に試合を中止。那須川選手のTKO勝ちが告げられた。

「えっ、マジで?」と思わず声を出した那須川選手だが、試合内容に付いては、「進化している姿を見せられたと思う」と自ら合格点を出した。しかし、「満足しているわけではありません」と言葉を繋ぎ、先を見据えた。今後は、「バンタム級でいけると感じています。強い選手が多いけどバンタム級で世界を狙います」と明言。世界ランク入りが有望となった那須川選手の次戦に注目。