日本のリングで内山高志(ワタナベ)選手に2勝している、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者ジェスリール・コラレス(パナマ)=26勝(10KO)5敗1NC=がスペインで再起戦に臨む。3月9日(日本時間10日)にスペイン・ビルバオで、元WBCシルバー・同級王者ジョン・フェルナンデス(スペイン)=25勝(22KO)3敗=と対戦する事が発表された。

32歳のコラレスは2016年4月に東京のリングで内山選手に2回KO勝ちで世界王座を奪取。同年大晦日の再戦ではスプリットの判定勝ちで王座を死守。その後、ゴールデン・ボーイ・プロモーションと契約し、米国進出を果たしたが王座は長続きせず、217年10月、アルベルト・マチャド(プエルトリコ)=23勝(19KO)4敗=に8回KOで敗れ、世界王座陥落。

米国リングでは1勝4敗と結果を残せなかったコラレスは、故国パナマでライト級で再起。3連勝でWBA世界ライト級6位までランクを上げたが、昨年2月4日(日本時間5日)にロシア・セルプホフのスポーツ・パレス・ナデジダで、2020東京五輪フェザー級金メダリストのアルベルト・バチルガジエフ(ロシア)=10戦全勝(7KO)=と対戦し、9回TKO負け。フェルナンデス戦はそれ以来の再起戦となる。

一方、28歳のフェルナンデスは、2018年9月に現WBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米)=22勝(12KO)2敗=に10回判定負けでプロ初黒星。2021年7月のWBA世界ライト級挑戦者決定戦では、ダウンを奪うもミシェル・リベラ(ドミニカ)=25勝(14KO)1敗=に8回KO負けの記録が残る。

この試合をプロモートするPCIプロモーションは、両者の対戦を主要4団体の国際王座を賭けた戦いとし、勝者が世界ランキングに復帰できるよう働きかけている。