3月17日(日本時間18日)、アイルランド・カルスバーのTF-ロイヤル・ホテル&シアターで開催された、ヘビー級10回戦。元WBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(英)=29勝(19KO)3敗=と、元WBO欧州王者クリスチャン・ハマー(ドイツ)=27勝(17KO)10敗=の一戦は、3回終了後ハマーが肩の負傷を理由に棄権。ホワイトが勝利した。
ホワイトは昨年8月12日(日本時間13日)に英・ロンドンのO2アリーナで、前3団体統一世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英)=28勝(25KO)3敗=と対戦が決まっていたが、試合1週間前にVADAによる薬物検査で複数回にわたり不合格だったことが判明し、出場がキャンセルされていた。
3月16日(日本時間17日)、メキシコ・グアダラハラのリングに登場した、WBC世界フライ級3位、WBO世界スーパーフライ級10位フランシスコ・”チワワ”・ロドリゲスJr(メキシコ)=37勝(25KO)6敗1分=は、元NABFライトフライ級王者ホセ・ハビエル・トーレス(メキシコ)=15勝(9KO)3敗=と対戦。初回からダウンを奪い、3回TKO勝ちを収めた。
3月16日(日本時間17日)、ブラジル・サンパウロで行われたライトヘビー級10回戦。元WBO世界スーパーウェルター級王者パトリック・テイシェイラ(ブラジル・74.5キロ)=33勝(24KO)4敗=と、エディソン・サルタリン(ベネズエラ・76.8キロ)=18勝(14KO)2敗=の一戦は、テイシェイラが4回TKO勝ち。
2021年2月にブライアン・カスターニョ(アルゼンチン)=17勝(12KO)1敗2分=に12回判定で敗れ世界王座を失ったテイシェイラは、この試合以降3連敗と低迷したが、その後持ち直しこれで3連勝。次戦は6月8日(日本時間9日)に、WBO世界スーパーウェルター級3位、WBC11位、IBF14位ザンダー・サヤス(プエルトリコ)=18戦全勝(12KO)=と戦う話がある。
世界王者候補 坂間叶夢選手 死去
日本ライトフライ級ユース王者で、WBA世界同級9位、IBF11位、WBC15位の坂間叶夢選手(ワールドスポーツ)が17日に逝去。享年20歳。詳細はまだ明らかにされていませんが、坂間選手は18日に後楽園ホールで行われる「LeminoBOXINGフェニックスバトル112」で、大木彪楽(浜松堀内)選手と初防衛戦を行う予定だったが、16日に体調不良による棄権が発表されていた。
昨夕、ボクシング関係者との会談中にこのニュースを知らされましたが、一同思わず声を失いました。
「本日坂間叶夢が永眠いたしました。沢山の応援や沢山の愛情を注いで頂きありがとうございました。 試合間隔が短く拳の怪我や最終まで足の痛み止めを打って走れなくてもプールで調整して出場しようと最後までどんなボクサーより頑張りましたが。試合をキャンセルした自分を許せなかったんだと思います」(坂間選手の父、一平氏のX)
あまりに突然で、言葉もありません。ただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。