5月4日(日本時間5日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された、カネロvsムンギアをメインとするプレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行のアンダーカード。WBAスーパーウェルター級北米大陸王座決定戦。WBC世界同級4位、IBF6位、WBA10位、WBO15位ヘスス・ラモス(米)=20勝(16KO)1敗=と、WBA世界同級8位ヨハン・ゴンザレス(ベネズエラ)=34勝(33KO)2敗=の10回戦は、ラモスが9回2分56秒TKO勝ち。

ガードを高く上げながらジワリ前進。プレスを掛けるサウスポーのラモスは、2回、左ストレートをヒット。後退したゴンサレスに左ボディアッパーを打ち込み動きを止めた。3回、打ち気に出たゴンサレスだが、ラモスは動じずボディ攻撃。4回、ラモスは左アッパーを中心にゴンサレスのボディを攻める。

5回、開始と共にラモスが連打。こらえたゴンサレスだが、左ボディで動きが止まる。6回、ラモスは右フックから連打。しかし、ラモスはバッティングで左目上をカット。7回、ゴンサレスの右ストレートに対しラモスは左ボディを打ち込み、左ストレートを追い打ち。

8回、ゴンサレスの連打でスタートするが、高いKO率は感じられず、ラモスは余裕をもって受け止める。9回、ラモスは角度を変えボディを狙う。残り30秒、一転、ラモスの左が顔面を襲うとゴンサレスはダウン。再開後、連打を受け再びキャンバスへ落下すると、ハーヴェイ・ドック(米)主審は試合をストップ。

ラモスは昨年9月30日(日本時間10月1日)に同所で、エリクソン・ルビン(米)=26勝(18KO)2敗=に敗れて以来の再起戦を勝利で飾った。

WBA世界スーパーウェルター級4位ヴィト・ミエルニッキJr(米)=17勝(12KO)1敗=と、ロナルド・クルス(米)=19勝(12KO)3敗1分=の10回戦は、ミエルニッキJrが判定勝ち。スコアは99-89、98-90、96-92。

3回終了ゴングと同時に左フックでダウンを奪ったミエルニッキJrは、4回終盤にも左フックでダウンを追加。5回にも右ストレートを痛打しKOが期待されたが、中盤以降クルスが粘りを見せ、終盤は接近戦に持ち込み右アッパーを突き上げ抵抗。終盤もたつきながらもミエルニッキJrが勝利。

WBC世界スーパーバンタム級2位デビッド・ピカソ(メキシコ)=27勝(15KO)無敗1分=と、元世界挑戦者ダミアン・バスケス(米)=17勝(10KO)3敗1分=の8回戦は、ピカソが5回2分11秒TKO勝ち。

IBF世界スーパーミドル級1位ウィリアム・スカル(キューバ)=21戦全勝(9KO)=と、ショーン・ヘンヒル(米)=16勝(10KO)1敗=の8回戦は、スカルが判定勝ち。スコアは79-72、78-73、76-75。