IBFが指令していた世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=61勝(39KO)2敗2分=と、同級1位ウィリアム・スカル(キューバ)=22戦全勝(9KO)=による指名戦は、スカル陣営が即座の入札開催を希望。IBFはこの希望を受け入れ、6月8日(日本時間9日)の交渉期限をを待たずに、6月6日(日本時間7日)に入札の開催を決定。

しかし、カネロがスカルと戦う可能性は限りなくゼロで、カネロのIBF王座が剥奪された場合は、スカルと同級2位ウラジミール・シシュキン(ロシア・米/フロリダ州在住)=16戦全勝(10KO)=により、新王者が決められる事になる。

WBC テレンス・クロフォード 休養王者認定

WBC理事会は世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=を、休養王者とする事を賛成多数で決議。クロフォードは8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで、WBA世界スーパーウェルター級王者イスラエル・マドリモフ(ウズベキスタン)=10勝(7KO)無敗1分=の持つ王座への挑戦が決まているが、WBCはこの試合をスーパーウェルター級王座への挑戦者決定戦として承認。試合後、クロフォードはどちらの階級で戦って行くかを選択できる。

8/24 クリス・コルバートvsナヒール・オルブライト ライト級10回戦

8月24日(日本時間25日)に米・ペンシルベニア州フィラデルフィアのメトロポリタン・オペラ・ハウスで開催される、PDRプロモーション興行のメインカードで、元WBA世界スーパーフェザー級暫定王者クリス・コルバート(米)=17勝(6KO)2敗=と、WBO世界ライト級13位ナヒール・オルブライト(米)=16勝(7KO)2敗1NC=が対戦。

コブラートは昨年12月16日(日本時間17日)に、米・ミネソタ州ミネアポリスのザ・アーモリーで行われた、WBA世界ライト級挑戦者決定戦で、ホセ・バレンズエラ(米)=13勝(9KO)2敗=に、6回1分46秒KO負けを喫して以来の再起戦となる。

一方のオルブライトは、昨年10月14日(日本時間15日)に米・テキサス州ローゼンバーグ、フォードベンド・コミュニティ・センターで、東京五輪ライト級銀メダリストで、WBC3位、IBF4、WBO5位のキーショーン・デービス(米)=9勝(6KO)無敗1NC=と対戦して以来のリング登場。

デービスの判定勝ち(97-93、96-94、95-95)がコールされた試合は、試合後に行われた薬物検査で、デービスからマリファナの陽性反応が検出され、後日、テキサス州コミッションは試合結果を無判定、ノーコンテストに変更。デービスには90日間の出場停止処分が科せられた。