7月20日(土)に東京・両国国技館で開催される、「Prime Video Presents Live Boxing 9」が正式発表。WBC世界バンタム級王者中谷潤人(M・T)=27戦全勝(20KO)=選手は同級1位の指名挑戦者ビンセント・アストロラビオ(比)=19勝(14KO)4敗=を相手に初防衛戦を行う。
アストロラビオは、2022年2月に元2階級制覇王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)からダウンを奪って判定勝ち。昨年5月のジェイソン・モロニー(オーストラリア)とのWBO王座決定戦では、12回判定負けで王座奪取ならず、今度が2度目の世界戦。ネクスト・モンスターの呼び声高い中谷選手は、海外からの注目度も高く、王座を奪取したアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)=28勝(14KO)4敗5分=戦に続くKOが期待される。
WBO世界スーパーフライ級王者田中恒成(畑中)=20勝(11KO)1敗=選手は、同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)=25勝(17KO)2敗1分=と対戦。ロドリゲスは2021年4月にジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が保持していたIBF王座に挑戦し、12回判定負けを喫して以来、2度目の世界挑戦。田中選手はKOで初防衛を狙う。
ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=19戦全勝(12KO)=の王座返上の後を受けて行われる、WBO世界フライ級決定戦は、同級1位加納 陸 (大成)=22勝(11KO)4敗2分=選手と、同級2位アンソニー・オラスクアガ(米)=6勝(4KO)1敗=が対戦。
WBA世界バンタム級7位、WBO11位、WBC12位の那須川天心(帝拳)=3戦全勝(1KO)=選手は、初の10回戦でWBA世界同級4位ジョナサン・ロドリゲス(米)=17勝(7KO)2敗1分=と対戦。ロドリゲスは昨年11月、元WBA世界スーパーフライ級王者でWBA4位にランクされていたカリッド・ヤファイ(英)=27勝(15KO)2敗=を初回でKO。初10回戦で大金星を挙げ、世界ランクを強奪。
しかし、2月24日(日本時間25日)に米・フロリダ州オーランドで行われた、WBA世界同級挑戦者決定戦では、同級2位アントニオ・バルガス(米)=18勝(10KO)1敗1NC=に、初回、ダウンを奪うも7回終了棄権によるTKO負け。それ以来の再起戦となる。
那須川選手がランク上位のロドリゲスを破れば、世界王座への挑戦チャンスがぐっと近づいて来る。ロドリゲスが振る思い切ったパンチは怖いが、バルガス戦ではかなりのダメージを被った。これまでのキャリアで一番強い相手となるが、那須川選手がどんな形でここを突破するかに注目。