7月6日(日本時間7日)、米・カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリナーで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のセミファイナル。WBCシルバー・フライ級王座決定戦。WBO、WBC世界フライ級6位、IBF14位リチャード・サンドバル(米)=24勝(17KO)2敗=と、元WBO世界ライトフライ級王者でWBO世界ライトフライ級5位、WBA9位にランクされるアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)=24勝(22KO)4敗=の一戦は、サンドバルが10回KO勝ち。

初回、ジャブの差し合いからスタート。終盤、アコスタが右ストレートから右アッパーをヒット。2回、サンドバルはジャブを上下に散らし、アコスタは右から得意の左フックを狙う。終盤、両者打ち合う。3回、サンドバルは距離を詰めジャブからボディ攻撃。アコスタは左右フックから右アッパー。

4回、ジャブかを放ち接近、左右フックを振るうサンドバルに対し、アコスタは足とブロックでガード。左右フックを放つが有効打はない。5回、アコスタは押し込んでボディ攻撃から左フック。サンドバルは左アッパーを狙う。6回、ジワリと前に出るアコスタ。サンドバルはジャブに右を合わせる。距離が縮まると、両者左右アッパーを突き上げた。

7回、サンドバルは接近しボディ攻撃。アコスタは右ストレート、左フックから右アッパーを突き上げた。8回、サンドバルがしつこくボディを攻め、左フック、右アッパー。アコスタも強い左フックを振るが空転。9回、強引に押し込むアコスタは、ボディ攻撃から左アッパーをヒット。サンドバルもしつこくボディを叩き、アッパーを突き上げ応戦。

最終ラウンド、両者、接近戦。ロープ際、サンドバルの右フックで一瞬、腰を落としたアコスタにサンドバルが左アッパーを突き上げると、ラウル・カイズJr(米)主審は唐突に試合をストップ。競り合っていた試合だけに、この早すぎるストップには疑問の声が多くあがっている。