WBCが即時再戦を指令していた、世界スーパーフェザー級王者ロブソン・コンセイサン（ブラジル）＝19勝（9KO）2敗１分1NC＝と、前王者で同級１位にランクされるオシャキー・フォスター（米）＝22勝（12KO）3敗＝のダイレクトリマッチが、11月2日（日本時間3日）に米・ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで開催される事が、トップランクが正式発表。

両者は７月６日（日本時間７日）に米・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで対戦。35歳のリオデジャネイロ五輪ライト級金メダリストのコンセイサンが、４度目の世界アタックで悲願の世界王座を獲得した。しかし、116-112、115-113コンセイサンと、116-112フォスターのスプリット判定は大きな物議を醸していた。

試合を放映したESPNの採点は119-109でフォスター。解説を務めたティモシー・ブラッドリーはこの判定に対し、「喜劇だ」とジャッジを批判。ロイ・ジョーンズJrも、「くだらない」とあからさまにフォスターの勝利を支持し、「フォスターは判定を盗まれた」との声が多数挙がっていた。

アンダーカードには、WBC世界スーパーフェザー級11位アブラハム・ノヴァ（米）＝23勝（16KO）3敗＝が出場。ウンベルト・ガリンド（米）＝14勝（11KO）３敗２分＝とグローブを交える。ノヴァは２月１６日（日本時間１７日）に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで、フォスターが保持していた世界王座に挑戦。大いに善戦したが、116-111、115-112フォスターと、114-113ノヴァのスプリット判定で惜敗。

しかし、６月２１日（日本時間２２日）に米・ラスベガスのフォンテインブルー・ラスベガスで行われた再起戦となったNABOスーパーフェザー級王座決定戦で、アンドレス・コルテス＝22戦全勝（12KO）＝に判定で敗れ2連敗。再び世界挑戦を実現させる為にも、絶対に落とせない試合となる。