9月22日(日本時間23日)、カナダ・ラヴァルのコリゼ・デ・ラヴァルで開催された、ニューエラ・プロモーション興行のメインカードに、41歳の元WBA、WBC世界ライトヘビー級王者ジャン・パスカル(カナダ)=36勝(20KO)7敗1分1NC=が登場。クルーザー級10回戦で、テリー・オシアス(カナダ)=13戦全勝(6KO)=とグローブを交えたパスカルは、10回56秒KO勝ちを収めた。

37歳、初10回戦のオシアスを相手にポイントリードで迎えた最終ラウンド、パスカルは強烈な右フックをオシアスに叩きつけダウンを奪う。キャンバスへ昏倒したオシアスはピクリとも動かず、マーティン・フォレスト(カナダ)主審はカウント途中で試合を停止。

昨年3月16日(日本時間17日)にカナダ・ラヴァルのプレイス・ベルで行われた、IBF世界ライトヘビー級挑戦者決定戦で、ミハエル・アイフェート(独)=13勝(5KO)1敗=に12回判定負けを喫して以来の再起戦を、痛烈なKO勝利で飾ったパスカルは、今後、クルーザー級で世界王座獲得を目指す。

前WBA世界フェザー級王者レイモンド・フォード再起戦決定!

前WBA世界フェザー級王者で、現在6位にランクされるレイモンド・フォード(米)=15勝(8KO)1敗1分=の再起戦は、11月9日(日本時間10日)に米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで開催される、ジャロン・エニスvsカレン・チュハジアン、ジェシー・ロドリゲスvsペドロ・ゲバラをメインとする、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行で行われる事が決定。

フォードは階級を上げスーパーフェザー級で、WBA世界同級11位オルランド・ゴンザレス(プエルトリコ)=23勝(13KO)2敗=とグローブを交える。

6月1日(日本時間2日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われた初防衛戦で、ニック・ボール(英)=20勝(11KO)無敗1分=に12回スプリットの判定で敗れ王座を失ったフォードは、減量苦から即座にスーパーフェザー級に転向する事を表明していた。

今後はWBA王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=、IBF王者アンソニー・カカス(英)=23勝(8KO)1敗=をターゲットに、2階級制覇を目指す。

29歳のゴンサレスは、2021年10月に前WBO世界フェザー級王者ロベイシー・ラミレス(キューバ)=14勝(9KO)2敗=に10回判定で敗れ初黒星。2022年9月にはミサエル・ロペス(米)=14勝(5KO)4敗=に8回判定負けを喫したが、以後、5連勝(2KO)中と調子を上げている。