前IBF世界スーパーバンタム級&WBAスーパー王者で、現在、WBC世界同級2位、IBF3位、WBA4位にランクされるマーロン・タパレス(フィリピン)=39勝(20KO)4敗=は、4月14日にカンボジア・シェムリアップで、ジョンジョン・ジェット(インドネシア)=15勝(12KO)1敗1分=と対戦。試合はWBCシルバー・インターナショナル・バンタム級王座決定戦として行われる。
2023年12月26日に東京・有明アリーナで行われた世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦で、井上尚弥(大橋)=29戦全勝(26KO)=選手に10回KOで敗れたタパレスは、昨年5月10日にフィリピン・パサイシティのミダス・ホテル&カジノで行われた再起戦で、ナッタポン・ジャンケーウ(タイ)=13勝(9KO)4敗=を初回でKOで破り再起に成功。
昨年9月7日にはカンボジア・プノンペンのオリンピック・スタジアムで、保持するWBCアジア・コンチネンタル・スーパーバンタム級王座の防衛戦を、サウラブ・クマール(インド)=14勝(9KO)2敗1分=と行い、ジャッジ三者が揃って100-90とスコアする判定勝ちを収めている。
再起3戦目となるタパレス陣営の狙いは、井上選手が階級を上げた後の世界スーパーバンタム級王座で、今度もそのための前哨戦となる。
アンダーカードには、IBF世界ミニマム級3位、WBC4位、WBO8位、WBA13位にランクされるジョーイ・カノイ(フィリピン)=23勝(14KO)5敗2分1NC=が出場。ミン・ファット・サム(ベトナム)=10勝(8KO)5敗=と、WBCインターナショナルミニマム級王座決定戦でグローブを合わせる。
カノイは前王者で同級4位にランクされる重岡銀次朗(ワタナベ)=11勝(9KO)勝1敗1NC=選手との挑戦者決定戦が、IBFから指令されていたが、重岡選手が王者ペドロ・タドゥラン(フィリピン)=17勝(13KO)4敗1分=との再戦に動いたために、一試合挟む形となった。