7月5日(日本時間+4時間)、ロシア・エカテリンブルクのDIVS・アリーナで開催された、RCC・ボクシング・プロモーション興行で行われた、WBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦。同級9位ムハマド・シェコフ(ウズベキスタン)=16勝(4KO)無敗1分=と、同級10位ロドリゴ・ファビアン・ルイス(アルゼンチン)=22戦全勝(16KO)=の一戦は、シェコフが判定勝ち。
共にダウンを奪い合うスピーディーな攻防戦となったが、地元ファンの声援を受けたサウスポーのシュコフが、99-91、99-91、98-92のスコアでルイスを押し切り勝利。
9月14日に愛知・IGアリーナで対戦が内定している、4団体統一世界同級王者の井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手と、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)=14勝(11KO)1敗=の勝者へのWBA王座挑戦権を獲得した。
WBA世界スーパーウェルター級3位マゴメド・クルバノフ(ロシア)=26勝(14KO)1敗=と、WBA世界同級10位パヴェル・ソスリン(ロシア)=11戦全勝(6KO)=による、WBA世界同級挑戦者決定戦は、激しい打撃戦を制しソリスンが判定勝ち。スコアは98-92、96-94ソリスンと、96-94クルバノフのスプリット。

WBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦。同級2位カリトン・アグリバ(ロシア)=15戦全勝(9KO)=と、同級12位ルーベン・ネストル・ネリ・ムニョス(アルゼンチン・上写真)=17勝(13KO)2敗=の一戦は、ムニョスが2回KO勝ち。地元のサウスポー、アグリバは初回からグイグイと押し込みムニョスに迫った。
しかし、第2ラウンド、ムニョスの左フックをカウンターで喰い前のめりにダウン。よろよろと立ち上がったが、足がもつれ大きくグラつき、ファイティングポーズを取る事が出来ず試合はストップ。27歳のムニョスが大番狂わせで、平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手の次の、WBA世界王座への挑戦権を獲得。
WBA、IBF世界スーパーミドル級14位パヴェル・シリヤギン(ロシア)=15勝(7KO)無敗1分=と、IBF世界同級7位、WBA13位パブロ・エセキエル・コルソ(アルゼンチン)=23戦全勝(20KO)=による、WBA同級ゴールド王座決定戦は、シリヤギンが判定勝ち。スコアは100-90、99-91、98-92。
WBAゴールド・ミドル級王座決定戦。世界同級13位ヴァディム・トゥコフ(ロシア)=15戦全勝(6KO)=と、クドラティロ・アブドゥカホロフ(ウズベキスタン)=20勝(12KO)4敗=の一戦は、劣勢だったアブドゥカホロフが左肩を痛め、7回終了後に棄権。トゥコフがTKO勝ちで新王者。
WBA世界ブリッジャー級暫定王座決定戦。同級2位エフゲニー・ロマノフ(ロシア)=19勝(12KO)1敗=と、同級3位ゲオルギー・ユノビドフ(ロシア)=10勝(6KO)1敗=の一戦は、5回終了後、打撃戦で大きなダメージを被ったロマノフ陣営が棄権。ユノビドフがTKO勝ちで新王者。