WBO世界ライトフライ級王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=14勝(9KO)4敗=は、12月にリング復帰。他団体王者との王座統一戦交渉が進展中で、「最高の条件が得られる相手と戦う。正確な日時と場所は、相手側が選んで決定します」のとコメントを発した。
「私が探し求めていた試合が実現する。これはオファーされた試合ではなく、自分が希望し、選んだ試合だ。そのための努力は惜しまない。契約するオールスター・ボクシングは、私に同意を求めたて来た。近いうちに発表されるだろう」(サンティアゴ)
サンティアゴは3月13日に東京・両国国技館で、岩田翔吉(帝拳)=13勝(9KO)2敗=選手を12回判定で破り王座を獲得。初防衛戦は9月27日(日本時間28日)に米・フロリダ州キシミーで、同級15位アサエル・ビジャール(パナマ)=22勝(15KO)4敗4分=を挑戦者に迎え行う計画があったが、これは実現せず、岩田戦以後、キャリアは中断されたままとなっている。
世界同級はWBA王者に高見亨介(帝拳)=10戦全勝(8KO)=選手、WBC王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)=28勝(20KO)3敗1分=、IBF王者タノンサック・シムシー(タイ)=39勝(34KO)1敗=が君臨。
しかし、カニサレスはタイ・バンコクで開催されるWBC総会期間中の12月4日に、元WBA世界ミニマム級スーパー王者タンマヌーン・ニヨムトロン/ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)=28勝(11KO)1敗=を相手に、初防衛戦が行われる事が決定済。

残る選択肢はWBA高見選手と、IBF王者シムシーとなる。高見選手は7月30日に横浜BUNTAIで、”ミニ・パックマン”、エリック・ロサ(ドミニカ)=8勝(2KO)1敗=を圧倒。10回2分48秒TKO勝ちで王座を強奪した高見選手は、海外からも「Next Boxing Superstar」と高い評価を受けた。初防衛戦は12月にも予定されている。
シムシーは6月19日に東京・大田区総合体育館で、クリスチャン・アラネタ(フィリピン)=25勝(20KO)3敗=との王座決定戦に勝利し世界王者を獲得。JBCライセンスを保持せずに日本のグリーンツダジムと契約しており、サンティアゴは、12月に来日しどちらかの王者とグローブを交える事になる。
地元プエルトリコでチャンピオン生活を満喫するサンティアゴは、王座奪取後、しきりに好条件が期待される王座統一戦の実現を希望。王座を保持していたロサ、高見選手、カニサレスに対し、「戦う準備は出来ている」と対戦をアピールしていた。
サンティアゴをプロモートするオールスター・ボクシングのフェリックス・ティト・サバラJrは、TEIKENプロモーションとは密接な関係にあり、「我々は高見、シムシーのどちらとも対戦する用意がある。近日中に発表する予定だ」とコメント。「自分がこの階級で最も強いチャンピオンであることを証明したい」というサンティアゴのy7宇メガ実現する。