12月23日(日本時間24日)、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催された、Day of Reckoning(最後の審判)興行。WBA世界ライトヘビー級タイトル戦。スーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア/米・カリフォルニア州在住)=21戦全勝(11KO)=に、同級8位リンドン・アーサー(英)=23勝(16KO)1敗=が挑んだ一戦は、ビボルが判定勝ち。スコアは120-107×3。

初回からプレスを掛け身長で約5センチ上回るアーサーに迫ったビボルは、細かい出入りで距離を支配。左ジャブ、フックから右ストレートに繋げる。2回にはビボルの連打でアーサーは早くもピンチに陥った。3回以降、待機戦法のアーサーは、左手を下げロープを背にカウンターを狙うが、ビボルは全く苦にせず、軽快な動きから左ジャブ、右ストレートを上下に打ち込みペースを掌握。

持ち前の打たせずに打つボクシングで、自在にアーサーを揺さぶり続けたビボルは、第11ラウンド終了間際、連打からの左ボディでダウンを奪う。最終ラウンド、ビボルは開始から連打でアーサーに襲い掛かったが、倒し切るには至らず試合終了ゴングを聞いた。