東京五輪ライト級金メダリストで、WBAコンチネンタル・ラテン・アメリカ&IBFインターナショナル・ライト級王者のアンディ・クルス(キューバ)=2勝(1KO)=のプロ転向第3戦は、来年2月24日(日本時間25日)に米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催される、エドガー・ベルランガvsパドレイグ・マックローリーをメインとするマッチルーム・ボクシング興行で、ブラヤン・サマリッパ(メキシコ)=14勝(5KO)2敗=を相手に行われる。

クルスは12月9日(日本時間10日)に米・カリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターで行われた、ジョバンニ・ストラフォン(メキシコ)=26勝(19KO)6敗1分=戦で、初回から圧倒的なスピードを活かしたコンビネーションを断続的に打ち込み、圧巻の3回KO勝ち。プロの世界王座への道も、そう遠くないと感じさせるパフォーマンスを見せた。

対するサウスポーのサマリッパは、9月15日(日本時間16日)にメキシコ・テファナのファウスト・グティエレス・モレノで開催された、マッチルーム・ボクシング興行のメインで、WBO世界ライト級4位アンヘル・フィエロ(メキシコ)=22勝(17KO)1敗2分=と対戦。上体を振りながら肉薄するフィエロの攻勢を、左ストレート、右フックで迎撃。大激戦の末に僅差の判定(96-94、96-95フィエロ、96-94サマリッパ)負けを喫したが、大いに善戦し名を挙げている。

早くもIBF世界15位にランクされたクルスが、世界4位に喰い下がり大善戦したサマリッパを相手にどんな戦いを見せるのか。ここも簡単に突破するようだと、いよいよ次は世界上位との対戦が現実的となるだろう。放映はDAZN。