WBO世界スーパーライト級王者テオフィモ・ロペス(米)=19勝(13KO)1敗=に、同級11位ジャメイン・オルティス(米)=17勝(8KO)1敗1分=が挑むタイトル戦は、2月8日(日本時間9日)に米・ラスベガス、マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノのミケロブ・ウルトラ・アリーナで開催される、トップランク興行のメインで行われる事が正式発表。

セミファイナルには、東京五輪ライト級銀メダリストで、IBF世界ライト級7位、WBO8位、WBC10位にランクされるキーショーン・デービス(米)=9勝(6KO)無敗1NC=と、元2階級制覇王者でWBC世界スーパーライト級10位のホセ・ペドラザ(プエルトリコ)=29勝(14KO)5敗1分=のライト級10回戦が組み込まれた。

ロペスの初防衛戦は、トップランクファイターのオルティスに決定。両選手は2015年に全米ゴールデングローブ準々決勝で対戦し、ロペスが勝っている。プロの世界でもロペスがリードしているが、オルティスは2022年10月にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=と対戦し、12回判定負けを喫したが大善戦。大いに評価を高めた。また、オルティスが最近になり、WBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米)=31戦全勝(15KO)=の実父ビルの指導を受けている事も注目される。

ビッグファイトを望むロペスだが、WBC王者ヘイニーはライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)1敗=と対戦交渉がスタートした事が伝えられている、そして、ヘイニーは1位の指名挑戦者サンドル・マーティン(イタリア)=42勝(15KO)3敗=との防衛戦義務も果たさなければならない。

ロペスにもゴールデン・ボーイ・プロモーションと契約した、WBO1位アーノルド・バルボサJr(米)=28戦全勝(10KO)=が、WBOから対戦指令が出るのを、今や遅しと待ち受けており、その日はそう遠くないと見られている。ここで足元をすくわれるわけにはいかないが、慢心と油断があると、番狂わせも?。