WBO世界スーパーライト級挑戦者決定戦。同級1位アーノルド・バルボサJr(米)=31戦全勝(11KO)=と、同級2位ジャック・カテロール(英)=30勝(13KO)1敗=の一戦は、来年2月15日(日本時間16日)に英・マンチェスターのコープ・ライブ・アリーナで開催される、DAN放映のマッチルーム・ボクシング興行のメインイベントとして行われる事が正式発表。
1位のバルボサJrは、11月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドのザ・ヴィニューで、WBO4位にランクされていた、元WBO、WBC世界同級王者のホセ・カルロス・ラミレス(米)=29勝(18KO)2敗=に10回判定勝ち。しかし、WBOはこの試合を挑戦者決定戦とは認めておらず、その後、カテロールとの対戦が指令されていた。
敵地に赴く事になったバルボサJrは、「自分のベストを尽くし、意味のある勝利にしたいと心から興奮している」と、世界王座への挑戦権奪取にやる気を見せる。
一方のカテロールは、昨年10月21日(日本時間22日)に英・リバプールのM&Sバンク・アリーナで、元世界3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(帝拳)=47勝(29KO)9敗=選手に12回判定勝ち。そして、今年5月25日(日本時間26日)に英・リーズのファースト・ダイレクト・アリーナで行われた、元4団体統一世界スーパーライト級王者ジョシュ・テイラー(英)=19勝(13KO)4敗=との因縁の再戦を、12回文句なしの判定で制し雪辱に成功。
10月26日(日本時間27日)には、英・マンチェスターのコープ・ライブ・アリーナで行われた、WBOインターナショナル・同級王座決定戦で、前WBC世界同級王者で、WBO7位にランクされていたレジス・プログレイス(米)=29勝(24KO)2敗=から2度のダウンを奪い12回判定勝ちと、勢いに乗っている。
「バルボサとはいい試合ができる。彼を粉々に打ち砕く準備はできている。 準備は万端だ」と、自信を見せている。
WBO世界同級王者テオフィモ・ロペス(米)=21勝(13KO)1敗=は、3階級制覇を目指し、IBF世界ウェルター級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=33勝(29KO)無敗1NC=に挑戦するプランがあり、その動向次第でバルボサJrとカテロールの対戦は、暫定王座決定戦となる可能性も残されている。