11月23日(日本時間24日)、メキシコ・メヒカリのプラザ・カラフィアで開催された、サンフェル・プロモーション興行のメインイベント。WBOラテン・ライトフライ級王座決定戦。元WBO世界同級王者で、WBO、WBC世界同級10位にランクされるエルウィン・ソト(メキシコ)=21勝(13KO)3敗=と、モイセス・カロ(メキシコ)=11勝(5KO)3敗3分1NC=の一戦は、10回引き分け。

中盤から激しい打撃戦となった試合は、カロのスピードあるコンビネーションにソトは苦戦。連打で畳みかける事が出来ず、厳しい戦いとなったソトだが、何とか引き分けで面目を保った。公式スコアは97-93ソト、96-94カロと、95-95。しかし、カロの勝利を推す声が多数あがっている。

27歳のソトは2019年6月にアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)に12回逆転KO勝ち収め世界王座獲得。日本の高山勝成選手に勝つなど、3度の防衛に成功したが、2021年10月にジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)にスプリットの判定で敗れ王座陥落。

2022年6月にメキシコ・メヒカリで行われたWBC世界ライトフライ級挑戦者決定戦では、元2階級制覇王者のヘッキー・ブトラー(南アフリカ)に、最終12回、痛恨のダウンを奪われ113‐114×3の判定負け。昨年、再起し2連勝を飾っていたが、今年初めのスパーリングで左手を負傷。手術を受け、ブランクを余儀なくされていた。

セミファイナル、スーパーバンタム級10回戦。3月16日(日本時間17日)に、英・バーミンガムのリゾーツ・ワールド・アリーナで行われた、IBO(国際ボクシング機構)世界スーパーバンタム級王座決定戦で、リアム・デイビス(英)=16勝(8KO)1敗=に2回TKOで敗れた、エリック・ロブレス(メキシコ)=15勝(9KO)2敗=は再起戦で、ミサエル・グラシア(メキシコ)=15勝(10KO)5敗3分=と対戦。初回からダウンを奪ったロブレスは、第2ラウンド、右フックで2度目のダウンを奪いストップ勝ち。