元世界2階級制覇王者でWBC世界バンタム級1位にランクされるファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)=45勝(28KO)4敗=は、4月10日に東京で予定される同級2位那須川天心(帝拳)=7勝(2KO)1敗=選手との、WBC世界同級王座挑戦者決定戦を前に、WBCの週例記者会見「マルテス・デ・カフェ」へ出席し戦いへの決意を語った。
エストラーダは、「今回が私の50戦目となります。日本へ渡り、WBCバンタム級王座挑戦権を勝ち取る機会を得られることに、非常に意欲を燃やしています。まだ多くのものを提供できると自負しており、これまでの全試合と同様、リングに全てを捧げるつもりです」と、決意を表明。
これまでの世界戦での実績と経験を活かし、「踏み台になるつもりはない」と、3階級制覇達成への道のりを切り開く強い覚悟を示した。
WBCのマウリシオ・スライマン会長は、「君の成功を心から祈っている。この試合のために日本を訪れるつもりだ。君には成功に必要な全てが備わっている。これは成熟と若さの対決となるだろう。君がメキシコの誇りを高らかに掲げると、私は確信している」とのコメントを寄せている。

4月14日には36歳となるエストラーダは、2022年12月3日(日本時間4日)に米・アリゾナ州グレンデールで行われた、WBC世界スーパーフライ級王座決定戦で、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=53勝(42KO)4敗=を、116-112、115-113、114-114の判定で破り王座を獲得。
しかし、その後はブランクを作り、2024年6月29日(日本時間30日)に米・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで、ジェシー・ロドリゲス(米)=23戦全勝(16KO)=に7回KOで敗れ王座陥落。一度は再戦条項を駆使しのリマッチを希望したが、これを放棄してバンタム級に転向。

昨年6月14日(日本時間15日)にメキシコ・エルモシージョで行われた再起戦で、カリム・アルセ(メキシコ)=21勝(8KO)3敗2分=に10回大差の判定勝ちを収めているが、2021年以降は僅か5試合しか消化しておらず、那須川選手が持ち前のスピードを活かした戦いを展開すれば勝機も十分。
那須川選手は昨年11月24日にトヨタ・アリーナ東京で、井上拓真(大橋)=21勝(5KO)2敗=選手とのWBC世界バンタム級王座決定戦に敗れ、キックボクシング、MMAを含めた格闘技でのプロ公式戦初黒星を喫したが、再起戦でエストラーダと戦う強気の姿勢は好感が持たれる。
後がない試合でどれだけのパフィーマンスを見せるのかに期待がかかる。正式発表が待たれます。
