IBFは世界スーパーフェザー級の新王者アンソニー・カカス(英)=22勝(8KO)1敗=と、同級1位エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=26勝(26KO)1敗=の指名戦を指令。交渉期間は6月22日(日本時間23日)までで、対戦同意に達しない場合は入札が行われる。

カカスは5月18日(日本時間19日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われたタイトル戦で、17戦全勝(9KO)のレコードを持つ王者ジョー・コルディナ(英)に挑戦。3回にダウンを奪い、その後もコルディナを圧倒。第8ラウンド開始早々、左ボディ、右フック、アッパーで追い込み39秒TKO勝ち。

予想不利と見られていた35歳のカカスが、大番狂わせで王座獲得に成功した。

一方のヌニェスは2月16日(日本時間17日)にタジキスタンのドゥシャンベで開催された挑戦者決定戦で、元IBF世界同級王者で同級3位のシャフカッツ・ラヒモフ(タジキスタン)=17勝(14KO)2敗1分=に果敢にインファイトを挑み、11回TKO勝ちを収め、世界王座への挑戦権を獲得。

カカスはフランク・ウォーレンのクイーンベリー・プロモーション所属。ヌニェスはエディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングによりプロモートされている。最近の両プロモーターの密着ぶりから、交渉はすんなりとまとまるだろう。