IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)=29勝(16KO)2敗=は、次戦を同級1位阿部麗也(KG大和)=25勝(10KO)3敗1分=選手との指名戦消化義務を果たさなければならない立場にあるが、WBO王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)=13勝(8KO)1敗=との王座統一戦を優先させるよう、IBFに対し正式に”特別許可”を要請。

ロペスは9月15日(日本時間16日)、米・テキサス州コーパスクリスティで、同じトップランク・ファイターのWBO世界同級1位ジョエ・ゴンサレス(米)=26勝(15KO)4敗=を判定で破り2度目の防衛に成功したが、次は指名戦義務を果たさなければならない。しかし、他団体との王座統一戦は指名防衛戦より優先される傾向にある。

ロペスが標的とするラミレスは、11月4日(日本時間5日)に米・ネバダ州レイクタホのタホ・ブルー・イベントセンターで、世界ノーランク、10回戦経験3度のラファエル・エスピノサ(メキシコ)=21戦全勝(18KO)=と防衛戦を行う事が決定。この試合でラミレスが勝てば、ロペスとの王座統一戦は来春にも実現可能となる。

ロペス、ラミレスはどちらもトップランクと、プロモート契約を締結しており、ロペスがWBO1位のゴンサレスを撃退した事から、IBFの承認が得られれば王座統一戦実現への障害は無くなる。IBFの裁定に注目。