元WBA世界フェザー級王者で、現在、WBC世界スーパーフェザー級11位にランクされるマウリシオ・ララ(メキシコ)=27勝(20KO)3敗2分=は、1月31日(日本時間2月1日)にメキシコシティのアリーナ・CDMXで開催される、Bxstrsプロモーション興行のメインイベントで、エドウィング・ダビラ(メキシコ)=21勝(11KO)2敗=と対戦する事が決定。

26歳のララは2023年5月27日(日本時間28日)に英・マンチェスターで行われた、リー・ウッド(英)=28勝(17KO)3敗=とのダイレクトリッマチで、3.8ポンド(約1.7キロ)超過のオーバーウェイトにより計量失格。WBA世界フェザー級王座を剥奪された上に、試合でも2回にダウンを奪われ大差の判定負け。大きく評価を落とした。

2024年2月16日(日本時間17日)に、メキシコ・オアハカで行われた再起戦でも、ダニエル・ルゴ(メキシコ)=27勝(18KO)3敗1分=と10回引き分け(94-96、95-95、95-95)に終わり、再浮上のきっかけをつかめなかった。ようやく、同年8月30日(日本時間31日)にメキシコシティのペプシ・センターで、格下のペドロ・デルガド(メキシコ)=11勝(3KO)13敗1分=を7回TKOに破り、約1年半ぶりの白星を飾ったが、計量でのウェイトは59.5キロだった。

対する30歳のダビラは、2021年7月にメキシコ・グアダラハラで行われたWBOラテン&NABAライト級王座決定戦で、ヘスス・サラチョ(メキシコ)=14勝(11KO)2敗1分=に8回判定で敗れた後、試合出場の機会は減ったが3連勝中。2019年以降は、60キロを超える体重で戦っており、階級を上げたララの復調ぶりが試される試合となる。

WBCミニマム級王者ジェルサレム 3月V2戦

WBC世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)=23勝(12KO)3敗=の2度目の防衛戦は、3月に行われる事が確定。日時、場所は未定ながら、日本リングで同級1位にランクされる前王者重岡優大(ワタナベ)=9勝(5KO)1敗=選手の挑戦を受ける可能性が高い。

ジェルサレムは昨年に9月22日にフィリピン・メトロマニラで同級1位の指名挑戦者ルイス・カスティーヨ(メキシコ)=22勝(14KO)1敗1分=を大差の判定で破り初防衛に成功。既に昨年11月下旬からV2戦に向け始動を開始。現在はセブ・バナワのZIPサンマン・ボクシング・ジムで、トレーナーのマイケル・ドミンゴによりトレーニングされている。

ジェルサレム陣営は重岡選手との再戦を突破し、一度敗れているWBO&WBAスーパー王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)=11戦全勝(8KO)=との王座統一戦を実現させる構えで、2戦連続で1位を撃破すれば、それも現実的であり、気合が入っている。

コラーゾはIBF世界同級王者ペドロ・タドゥラン(フィリピン)=17勝(13KO)4敗1分=との王座統一戦実現に向け動いており、タドゥラン陣営もこれには乗り気で、交渉がまとまる事が期待されている。