IBFは最新ランキングを発表。ヘビー級2位にランクされていたオットー・ワリン(スウェーデン)=26勝(14KO)2敗1NC=に、付け入る隙を与えず5回3分TKO勝ちを収めたアンソニー・ジョシュア(英)=26勝(23KO)3敗=は3位にランクされ、2位は空位とされた。前WBC王者ディオンテイ・ワイルダー(米)=43勝(42KO)3敗1分=を12回大差の判定で破った、ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=34勝(24KO)3敗=の4位は変動なし。

これにより2月17日(日本時間18日)にサウジアラビアのリヤドで開催される、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)無敗1分=と、IBF、WBO&WBAスーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=21戦全勝(14KO)=による4団体王座統一戦が、予定通り行われ、契約通りに即時再戦が行われた場合、空位となる事が確実と見られるIBF王座決定戦で、1位フィリップ・フルゴビッチ(クロアチア)=16戦全勝(13KO)=と、すんなりジョシュアが戦うのか、パーカーが絡んでくるのか、2位を倒して入れ替わりなしは波紋を呼んでいる。

井上尚弥(大橋)=26戦全勝(23KO)=選手との世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦に敗れた、前王者マーロン・タパレス(フィリピン)=37勝(19KO)4敗=は5位。1位はアクティブに戦いながら指名挑戦実現の時を待つ、サム・グッドマン(オーストラリア)=17戦全勝(7KO)=。

また、両陣営からの申し出により1月11日(日本時間12日)まで延期されていた、IBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦。同級3位リチャードソン・ヒッチンズ(米)=17戦全勝(7KO)=と、同級4位ジャック・カテロール(英)=28勝(13KO)1敗=戦の入札は、またもや延期。

次の入札開催は1月18日(日本時間19日)。両選手は、いずれもエディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングによりプロモートされているが、どうやらカテロールは元4団体統一王者ジョシュ・テイラー(英)=19勝(13KO)3敗=との再戦へ動く事が確実と見られる。