7月13日(日本時間14日)に米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・アリーナで開催される、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行のメインイベントで行われる予定だった、IBF世界ウェルター級王者ジャロン・エニス(米)=31勝(28KO)無敗1NC=に、同級3位(1,2位は空位)コディ・クロウリー(カナダ)=22戦全勝(9KO)=が挑む指名戦は、クローリーが試合前の眼科検査で不合格となり、出場不可能となった。

クロウリーは先月に行われた記者会見で、目の手術を受けた事を明かしていた。この指名戦は、エディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングが入札で390万ドル(約6億360万円)を提示。プレミア・ボクシング・チャンピオンズを代表したTGBプロモーションの200万ドル(約3億950万円)を抑えて落札に成功し、興行権を獲得していた。ファイトマネーの分配は、王者エニスが85%の331万5千ドル(約5億1300万円)。挑戦者のクロウリーは15%の58万5千ドル(約9千50万円)となっていた。

エニスの地元凱旋防衛戦はチケットが既に1万枚以上売れており、エニスは新しい対戦相手を探すことになったが、4位ジョバニ・サンティリャン(米)=32(17KO)1敗=は、5月18日(日本時間19日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのペッカンガ・アリーナで行われた、WBO世界同級暫定王座決定戦で、ブライアン・ノーマンJr(米)=26勝(20KO)無敗2NC=に10回KO負け。

5位エロール・スペンスJr(米)は、10月にWBC&WBO世界スーパーウェルター級王者バスチャン・フンドラ(米)=21勝(13KO)1敗1分=との対戦が決定。6位には佐々木 尽 (八王子中屋)=17勝(16KO91敗1分=選手がランクされており、次に発表されるランキングでは上位に躍り出る状況となっている。

同日のアンダーカードでは、IBF世界スーパーフェザー級5位、WBO8位ヘンリー・レブロン(プエルトリコ)=19戦全勝(10KO)=と、WBA世界同級8位クリストファー・ディアス(プエルトリコ)=28勝(18KO)4敗=の、プエルトリカン同士の世界ランカー対決が組み込まれた。