7月19日(日本時間20日)は46歳のマニー・パッキャオ(フィリピン)=62勝(39KO)8敗2分=が、WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗1分=の持つ王座へ挑戦するカードをはじめ、好カードが目白押し。スーパーフライ級ではIBFが指令していた挑戦者決定戦。同級3位(1、2位は空位)アルジ・コルテス(メキシコ)=27勝(11KO)4敗2分=と、同級4位アンドリュー・モロニー(オーストラリア)=27勝(17KO)4敗1NC=の一戦が、メキシコ・モンテレイで開催される。
IBF世界同級は昨年12月21日にツインメッセ静岡で行われた王座決定戦で引き分けた、ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=23勝(13KO)5敗2分=と、同級4位レネ・カリスト(メキシコ)=23勝(9KO)1敗1分=が、5月23日(日本時間24日)にメキシコ・サカテカスで再戦。
試合は今度も激しい打撃戦となったが、ガルシアが116-112、115-113ガルシアと、115-113カリストのスプリット判定で勝利。1勝3敗1NCのスタートから盛り返し、キャリア8年目、35歳で初の世界王座獲得に成功している。
同日、米・テキサス州フリスコのフォード・センターで行われる、WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・”バム”・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=と、WBO世界同級王者ブメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=による王座統一戦興行にセットされていた、IBF世界ミドル級挑戦者決定戦は、同級2位(1位は空位)エティノサ・オリハ(イタリア)=21戦全勝(9KO)=が、試合前のメディカルチェックで眼疾により試合への出場許可が下りず欠場。

プロモーターのマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、オリハと対戦予定だった同級5位オースティン・”アンモ”・ウィリアムズ(米)=18勝(12KO)1敗=の新たな対戦相手探しに入っており、イスマエル・ビジャレアル(米)=15勝(11KO)3敗=が候補に挙がっている。
ウィリアムズvsオリハの興行権は入札により、ウィリアムズをサポートするマッチルーム・ボクシングが、23万3千333ドル(約3千310万円)で落札に成功。オリハをプロモートするドイツのアゴン・スポーツは21万5千313ドル(約3千50万円)だった。
テキサス州のメディカルチェックをパスする事が出来なかったオリハだが、発見されたケガを治すための措置をすでに講じており、今後2週間ほどでボクシング試合への出場が可能になると伝えられている。