WBA選手権委員会は世界スーパーミドル級レギュラー王者デビッド・モレル(キューバ)=10戦全勝(9KO)=と、世界ライトヘビー級6位ラディボイェ・カラジッチ(米)=29勝(21KO)2敗=による、世界ライトヘビー級レギュラー王座決定戦を特別承認。モレルが勝った場合、スーパーミドル級王座を返上する事が条件となっている。

世界ライトヘビー級に二つ目の王座を設ける事を決めたWBAは、カネロへの指名挑戦権は同級1位エドガー・ベルランガ(プエルトリコ)=22戦全勝(17KO)=に移動した事も発表。

モレルvsカラジッチは、6月22日(日本時間23日)に米・テキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催が予定される、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=29戦全勝(27KO)=に、同級2位フランク・マーティン(米)=18戦全勝(12KO)=が挑むタイトル戦をメインとする、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行に組みこまれる。

同日はWBC世界スーパーミドル級暫定王者デビッド・ベナビデス(米)=28戦全勝(24KO)=と、WBC世界ライトヘビー級2位オレクサンドル・グウォジク(ウクライナ)=20勝(16KO)1敗=による、WBC世界ライトヘビー級暫定王座決定戦の開催も決まっている。

4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗2分=との対戦が実現しない事にしびれを切らしたモレルは、6月1日(日本時間2日)にサウジアラビア・リヤドで開催される、WBC、WBO、IBF世界ライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=20戦全勝(20KO)=と、WBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=22戦全勝(11KO)=による、4団体王座統一戦勝者との対戦を目指す。