9月15日（日本時間16日）、米・テキサス州コーパスクリスティのアメリカン・バンク・センターで開催された、トップランク興行のメインカード。IBF世界フェザー級戦。王者ルイス・アルベルト・ロペス（メキシコ）＝28勝（16KO）2敗＝に、WBO1位ジョエ・ゴンサレス（米）＝26勝（15KO）3敗＝が挑んだタイトル戦は、ロペスが判定勝ち。スコアは118-110、117-111、116-112。
序盤から快調に飛ばしたロペスは終盤、疲労の色を見せゴンサレスの反撃を許したが巧く交わし切った。もっと接近していたと見る向きもあるが、ゴンサレスのボクシングは勝ち切るには至らなかった。ロペスは2度目の防衛に成功。王座への指名挑戦権を持つ同級1位阿部麗也 （KG大和）＝25勝（10KO）3敗1分＝選手の挑戦実現が期待されます。
セミファイナル。NABO&NABFスーパーウェルター級王者でWBO4位、WBC15位にランクされるザンダー・ザヤス（プエルトリコ）＝16戦全勝（10KO）＝に、挑戦者ロベルト・バレンズエラJr（メキシコ）＝21勝（20KO）4敗＝が挑んだタイトル戦はザヤスが5回42秒TKO勝ち。初回2度のダウンを奪ったザヤスは、4回にもバレンズエラJrをダウン寸前まで追い込み、続く第5ラウンド、鼻からの出血が激しいバレンズエラJrにザヤスが左アッパーを打ち込むと、マーク・ネルソン（米）主審は試合をストップ。
昨年10月に元3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）＝17勝（11KO）3敗＝と対戦し、判定で敗れながらも大いに善戦し名を挙げた、WBC世界ライト級7位ジャメイン・オルティス（米）＝16勝（8KO）1敗1分＝は、アントニオ・モラン（メキシコ）＝29勝（20KO）5敗1分＝と対戦。判定勝ちで再起に成功。スコアは99-91、98-92、97-93。
WBC世界フェザー級4位、WBA&WBO&IBF11位ルーベン・ヴィラ（米）＝20勝（7KO）1敗＝と、ブランドン・バルデス（コロンビア）＝15勝（7KO）3敗＝のスーパーフェザー級8回戦は、ヴィラが判定勝ち。スコアは78‐74×3。
元世界王者フェルナンド・バルガス2世のエミリアーノ・バルガス（米・19歳）＝6戦全勝（5KO）＝は、ライト級6回戦でアレハンドロ・グアルダード（スペイン）＝5戦全勝（1KO）＝と対戦。全く付け入る隙を与えず、打ちまくった末に3回TKO勝利を飾った。
