前3団体統一世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英)=27勝(24KO)3敗=と、元UFC王者でWBC世界ヘビー級10位にランクされるフランシス・ガヌー(カメルーン)=1敗=が、3月8日(日本時間9日)にサウジアラビア・リヤドで対戦する事が決定。

ジョシュアは昨年12月23日(日本時間24日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われた、IBF2位、WBC9位、WBO12位オットー・ワリン(スウェーデン)=26勝(14KO)2敗1NC=とのヘビー級12回戦で、ワリンを終始圧倒し5回3分TKO勝ち。完全復活を印象付けた。

同日の興行には前WBC王者ディオンテイ・ワイルダー(米)=43勝(42KO)3敗1分=も出場。元WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=34勝(24KO)3敗=と対戦したが、全く良い所なく12回大差の判定負けを喫し、3月9日(日本時間10日)にサウジアラビアで計画されていた、ジョシュアvsワイルダーは消滅。

その後、ジョシュアのプロモーター、エディ・ハーンはジョシュアが3月9日(日本時間10日)にサウジアラビアのリングに立つことを示唆し、ワイルダーに代わる対戦相手を探していた。

ガヌーは昨年10月28日(日本時間29日)にサウジアラビアのリヤドで行われたプロボクシングデビュー戦で、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)無敗1分=と、ノンタイトル10回戦で対戦。圧倒的不利と見られていたが、第3ラウンド終了間際に左フックでダウンを奪い、その後もファイタースタイルでアタックを敢行。フィーりーを土俵際まで追い詰めた。

しかし、結果は95‐94、94-95、93-96のスプリット判定負け。だが、試合直後、この試合を観戦したマウリシオ・スライマン会長がガヌーの大健闘を称え、世界トップ10入りを約束。ランキング入りを果たした。敗れたとはいえ勢いがあるガヌーと、ワリン戦ではこれまでにない安定感を見せたジョシュア。両選手共に、一歩も譲れない戦いです。