昨年12月26日に東京・有明アリーナで行われた、世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦で、IBF&WBAスーパー王者マーロン・タパレス(フィリピン)=37勝(19KO)4敗=を10回KOで破り、史上二人目となる2階級での4団体王座統一を達成した、”ザ・モンスター”、井上尚弥(大橋)=26戦全勝(23KO)=選手が、ボクシングの聖書、リングマガジンの2023年度年間最優秀選手に選出された。

日本人選手初の快挙。こんな選手が日本から出るとは。アジア圏からは2006年、2008年、2009年のマニー・パッキャオ(フィリピン)以来となる。

昨年7月29日(日本時間30日)に米・ラスベガスのT・モバイル・アリーナで、エロール・スペンスJr(米)=28勝(22KO)1敗=を9回分32秒TKOで破り、史上初となる2階級での4団体王座統一に成功したテレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=を押しのけての受賞は、わずか1年の間に2階級の4団体王座統一を成し遂げた事が評価された。

井上選手はスーパーバンタム級の各団体指名挑戦者を撫で切りにした後、来年はフェザー級での5階級制覇達成へのチャレンジに期待がかかる。そして3階級での4団体王座統一。どこまで突き進むのか、大いに楽しみです。