3月29日と3月30日の二日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催される事が発表された、「3150Fight×LUSHBOMU vol.4 愛知」で、ダブル世界戦が行われる。元WBO世界バンタム級、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者で、IBF世界フェザー級1位にランクされる亀田和毅(TMK)=42勝(23KO)4敗=選手が、IBF世界同級王者アンジェロ・レオ(米)=24勝(12KO)1敗=に挑戦。

前WBC世界ミニマム級王者で同級1位の重岡優大(ワタナベ)=9勝(5KO)1敗=選手は、タイトル奪還を目指し、WBC世界同級王者メルビン・ジェルサレム(フィリピン)=23勝(12KO)3敗=に挑戦する。

亀田選手は8月24日に大阪・大和アリーナで行われた、IBF世界フェザー級挑戦者決定戦で、レラト・ドラミニ(南ア)=20勝(11KO)3敗=を12回判定で破り雪辱を果たすと共に、IBF世界王座への挑戦権を獲得。勝てば3階級制覇達成となる。

元WBO世界スーパーバンタム級王者のレオは、昨年8月10日(日本時間11日)に米ニューメキシコ州アルバカーキのティンレー・コロシアムで、ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)=30勝(17KO)3敗=を、第10ラウンド、強烈な左フック一発でKOしIBF世界フェザー級王座を獲得。2階級制覇に成功したレオは、今度が初防衛戦。

重岡選手は昨年3月31日に名古屋国際会議場イベントホールで行った2度目の防衛戦で、ジェルサレムから2度のダウンを奪われ判定負けで王座陥落。初黒星を喫した。しかし、昨年8月24日に大阪・大和アリーナで行われた再起戦で、WBO世界ミニマム級12位のサミュエル・サルバ(フィリピン)=20勝(13KO)2敗=を10回判定で破り再起。ジェルサレムとの再戦は、絶対に勝たねばならない正念場となる。

一方のジェルサレムは、昨年9月22日にフィリピン・メトロマニラで、同級1位の指名挑戦者ルイス・カスティーヨ(メキシコ)=22勝(14KO)1敗1分=を、12回大差の判定で破り初防衛に成功。重岡選手との再戦を制し、王座統一戦に乗り出す構えで、気合が入っている。

また、このプログラムにはIBF世界ミニマム級挑戦者決定戦。前王者で同級6位にランクされる重岡銀次朗(ワタナベ)=11勝(9KO)1敗1NC=選手と、同級5位ジョーイ・カノイ(フィリピン)=22勝(14KO)5敗2分1NC=の一戦も組み込まれるものと思われる。正式発表が待たれます。

IBF指令! ガルシアvsカリスト 再戦 世界スーパーフライ級王座決定戦

IBFは昨年12月21日にツインメッセ静岡で開催された、世界スーパーフライ級王座決定戦で引き分けた、同級3位(1、2位は空位)ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=22勝(13KO)5敗2分=と、同級4位レネ・カリスト(メキシコ)=23勝(9KO)無敗1分=の再戦を指令。空位の王座は、再び両選手により争われる。

初戦はガルシアが序盤から旺盛な手数でカリストを押し込み、左右フックを上下に打ち分け攻勢を取り、カリストはインサイドからの右カウンターを軸に迎え撃つ展開で12回終了。常に先手を取り、手数、ヒット数でも上回ったガルシアの手が挙がるかと思われたが、公式スコアは118-110ガルシア、116-112カリストと、114-114で引き分け。

カリストはメキシコ滞在中に亀田和毅選手が発掘し、プロデビューから世界戦までをサポート。亀田選手が主宰するTMKプロモーションに所属している。3150Fightを主導する亀田興毅氏は、傘下にスーパーフライ級選手も多い事から、メキシカン同士による世界王座決定戦を日本で開催させたが、再び、両者の再戦が日本で行われる可能性は高い。交渉期限は1月28日(日本時間29日)までとなっている。