マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、WBA世界フェザー級王座を返上したリー・ウッド(英)=28勝(17KO)3敗=と、元IBF世界フェザー級王者ジョシュ・ワーリントン(英)=31勝(8KO)3敗1分=の再戦を、5月18日(日本時間19日)に英・ノッティンガムのサッカー場、シティ・グラウンド(約3万人収容)で実現させたいと宣言。会場の使用に付いてはシティ・グランドを本拠とする、ノッティンガム・フォレストFCの判断次第としているが、再戦交渉は最終同意に近づいているという。試合はスーパーフェザー級リミットで行われる。

両選手は昨年10月7日(日本時間8日)に英・シェフィールドのシェフィールド・・アリーナで対戦。ウッドが保持していた。WBA世界フェザー王座に、ワーリントンが挑んだ試合は、ウッドが7回3分TKO勝ちを収めたが、6回までのスコアは、ジャン=ロベール・レイン(モナコ)59-55、デビッド・シン(パナマ)59-55、ハワード・フォスター(英)58-56で、いずれもワーリントンがリードしていた。

試合後、ワーリントン陣営はマイケル・アレクサンダー(英)主審のストップが早すぎたと声を上げ、再戦を希望していた。ウッドは予定通りフェザー級王座を返上し、スーパーフェザー級で2階級制覇を目指しているが、以前からワーリントンとの再戦には前向きな考えを示しており、故郷ノッティンガムのシティ・グラウンドで戦うという、ウッドの長年の夢が実現される可能性は高い。

これに呼応すかのようにウッドが5月に挑戦するのではと見られていた、IBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英)=17戦全勝(9KO)=は、2月17日(日本時間18日)にサウジアラビア・リヤドで、同級9位アンソニー・カカス(英)=21勝(7KO)1敗=を相手に2度目の防衛戦を行う事が決定。

エディ・ハーンと契約するコルディナも、ウッドvsワーリントンの再戦は、「それは彼らの望むものだろう」と容認し、自身は王座統一を目指すが、ウッド、ワーリントンとの対戦にも興味があるとし、将来の対戦に含みを持たせている。