4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=26戦全勝(23KO)=選手に、WBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)1敗=が挑むタイトル戦は、5月6日に東京ドームで開催へ。同会場でプロボクシング興行が行われるのは、1990年2月11日のマイク・タイソンvsジェームス・ダグラス戦以来で、主催者から発表された観衆は51,600人だった。

ついに井上選手が東京ドームのリングに登場。日本のファンにとっては忘れる事の出来ない、因縁の相手ネリとの対戦が決まった。2017年8月に山中慎介(帝拳)選手に4回TKO勝利しWBC世界バンタム級王座を獲得したネリは、試合後、VADAによる薬物検査で、禁止薬物ジルパテロールの陽性反応を検出。しかし、WBCは「故意にジルパテロールを摂取したという確証が得られず、汚染された食品により摂取した可能性がある」とし、再戦を指令。

2018年3月1日に行われた再戦では、ネリはバンタム級リミットを3ポンドオーバーし計量失格。王座は剝奪された。試合は当日正午に設定された58キロリミットの計量をクリアして行われ、ネリが2回TKO勝利。WBCは試合後、ネリに無期限資格停止処分を科すとの声明を発表。JBCは無期限活動停止処分としていた。

井上選手がネリ戦決定報道があった後、SNSで「やってやろうじゃないか」と発すると、ネリは即座に「すぐに行く!」と返答。相変わらずのふてぶてしさを見せている。

どんなアンダーカードが組まれるのか。いろいろと予想していますが、すごい興行になりそうです、正式発表が待たれます。