WBA世界クルーザー級王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=46勝(30KO)1敗=と、WBO王者クリス・ビラム=スミス(英)=20勝(13KO)1敗=による王座統一戦が、11月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドで開催される”リヤド・シーズン”興業のメインイベントで行われる。

WBAは8月27日(日本時間28日)に米・テキサス州ヒューストンのWBAオフィスで予定していた、ラミレスと元WBA、IBF王者で同級1位のユニエル・ドルティコス(キューバ)=27勝(25KO)2敗=による指名戦入札を、10日間延期していたが、ドルティコスは待ち料を受け取り、ワンファイト待つことに同意。噂されていたラミレスと、ビラム=スミスによる王座統一戦が実現される事になった。

ドルティコスの待機料はラミレスと戦う場合と同じとされ、ラミレスvsビラム=スミスの勝者に挑戦する事が約束されている。

元WBO世界スーパーミドル級王者のラミレスは、3月30日(日本時間31日)に米・カリフォルニア州イングルウッドのユーチューブ・シアターで、アルセン・グラミリアン(フランス)=27勝(18KO)1敗=を12回判定で破り王座を獲得したが、フィジカル面では次に課題を残すような印象だった。

一方のビラム=スミスは、6月15日(日本時間16日)に英・ロンドンのセルハースト・パークで、1位の指名挑戦者リチャード・リアクポルヘ(英)=17勝(13KO)1敗=に12回判定勝ち。2019年7月に対戦し、スプリットの判定で敗れていたビラム=スミスが、約5年ぶりの雪辱に成功し、2度目の防錆に成功している。

クルーザー級転向2戦目となるラミレスが、押し込みが強く.乱打戦を得意とするビラム=スミスにどんな戦いぶりを見せるのか注目される。

アンダーカードには、元WBO、WBC世界スーパーライト級王者で、WBO4位、WBC7位、IBF1位にランクされるホセ・カルロス・ラミレス(米)=29勝(18KO)1敗=が、WBO1位、IBF4位、WBC8位アーノルド・バルボサJr(米)=30戦全勝(11KO)=と対戦。

また、4団体で世界ライト級1位にランクされるウィリアム・セペダ(メキシコ)=31戦全勝(27KO)=の出場も決定。10月12日(日本時間13日)にサウジアラビアで、前IBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英)=17勝(9KO)1敗=を相手に防衛戦を行う、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=が勝てば、次戦でスティーブンソンvsセペダが実現する。