東京五輪ライト級銀メダリストで、WBC、IBF、WBO世界ライト級3位にランクされるキーショーン・デービス(米)=11勝(7KO)無敗1NC=の次戦は、IBF世界スーパーライト級6位、WBC世界ライト級9位、WBO13位のグスタボ・レモス(アルゼンチン)=29勝(19KO)1敗=を相手に行われる事で最終調整に入った。試合は11月8日(日本時間9日)に米・バージニア州ノーフォークのスコープ・アリーナで開催が予定されている。

デービスは2月8日(日本時間9日)に米・ラスベガス、マンダレイ・ベイ・リゾート&カジノのミケロブ・ウルトラ・アリーナで、元2階級制覇王者ホセ・ペドラザ(プエルトリコ)=29勝(14KO)6敗1分=を6回1分9秒TKOで破り、キャリアアップに成功。続いて7月6日(日本時間7日)には、米・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで、WBO世界同級4位、WBA11位にランクされていたミゲル・マドゥエノ(メキシコ)=31勝(28KO)2敗=を危なげない判定で破り、世界王座挑戦に近づいている。

一方のレモスは、4月6日(日本時間7日)に米・ラスベガスのフォンテインブルー・ラスベガスで行われた、IBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦で、リチャードソン・ヒッチンズ(米)=18戦全勝(7KO)=と対戦。判定(111-117、113-115、113-115)で敗れはしたが、初回から最終ラウンドまで前進し、しつこいアタックを敢行。米国初戦だったが、評価を高めている。

デービスが12回に渡りヒッチンズを苦しめたレモスと、どんな戦いを見せるのか。将来を占う意味でも、その戦いぶりが注目される。

デュボアvsジョシュア 「9万7戦席完売!」 IBF世界ヘビー級戦

9月21日(日本時間22日)に英・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催される、”リヤド・シーズン”興行で行われるIBF世界ヘビー級タイトルマッチ。王者ダニエル・デュボア(英)=21勝(20KO)2敗=に、元3団体統一王者で同級3位(1、2位は空位)にランクされるアンソニー・ジョシュア(英)=28勝(25KO)3敗=が挑む一戦のチケットが、全て予約済となった事を、”リヤド・シーズン”を推進するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣が発表。

サッカー会場として約9万人の収容能力を誇る会場の中央にリングをしつらえ、97,723席が用意されたが、早くから売れ行きは好調で、試合を約1か月後に控えての、Sold Out。

2022年4月23日(日本時間24日)に同会場で行われた、WBC世界ヘビー級戦。タイソン・フューリーvsディリアン・ホワイトでは、約9万4千人の観衆を集めたが、今度はそれを上回る事になった。