トレジャー・ボクシング・プロモーションは、10月13日に横浜武道館に於いて「TREASURE BOXING PROMOTION 7」の開催を発表。メインカードには、元世界3階級制覇王者で、WBO世界スーパーバンタム級5位、WBC8位、IBF11位にランクされるジョンリエル・カシメロ(フィリピン)=33勝(22KO)4敗1分=が出場。WBO世界バンタム級8位、WBC13位のサウル・サンチェス(米)=20勝(12KO)2敗=と、スーパーバンタム級10回戦で対戦する。

セミファイナルのフライ級10回戦では、元世界2階級制覇王者で、現在、IBF世界フライ級11位、WBA14位の京口紘人(ワタナベ)=18勝(12KO)2敗=選手と、WBA世界同級4位、IBF6位、WBC13位ビンス・パラス(フィリピン)=21勝(15KO)2敗1分=の再戦がセットされた。

両者は5月11日に韓国・仁川のパラダイスシティで対戦。パラスが97-93、97-93、96-94のスコアで判定勝利を収めたが、判定に納得のいかない京口選手が、一時は引退をほのめかすなど、韓国人ジャッジ3人のスコアリングは物議をかもすものだった。

スーパーバンタム級8回戦には、昨年10月12日に東京・有明アリーナでカシメロと対戦し、偶然のバッティングによる頭部からの出血が激しく4回27秒負傷引き分けに終わった、元IBF世界スーパーバンタム級王者の小國以載(角海老宝石)=21勝(8KO)2敗3分=選手が出場。WBO世界スーパーバンタム級10位フィリップス・ンギーチュンバ(ナミビア)=14勝(12KO)2敗=とグローブを交える。

ンギーチュンバは、昨年5月13日にフィリピン・パラニャケのオカダ・マニラ・ホテル&カジノでカシメロと対戦。12回判定で敗れ、WBOグローバル同級王座を失ったが大いに善戦。昨年12月の再起戦でWBOアフリカ同級王座を獲得し、4月には初防衛に成功している。

元WBO世界ミニマム級王者で、現在WBO世界同級3位、WBA7位、IBF世界ライトフライ級11位にランクされる谷口将隆(ワタナベ)=18勝(12KO)4敗=選手は、ライトフライ級8回戦に出場(対戦相手未定)。

マーロン・タパレス次戦はカンボジア

昨年12月26日に東京・有明アリーナで行われた世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦で、井上尚弥(大橋)=27戦全勝(24KO)=選手に10回KOで敗れた、前IBF&WBAスーパー王者でWBC2位、IBF3位、WBA4位のマーロン・タパレス(フィリピン)=38勝(20KO)4敗=の次戦は、9月7日にカンボジアの首都プノンペンで、保持するWBCアジア・コンチネンタル王座を掛けて、サウラブ・クマール(インド)=11勝(6KO)1敗1分=と対戦。

タパレスは井上選手に敗れた後、5月10日にフィリピン・パサイシティのミダス・ホテル&カジノで、ナッタポン・ジャンケーウ(タイ)=12勝(8KO)4敗=を初回でKOし再起に成功。今度の相手クマールは10回戦が2度目という28歳。内容よりも、タパレスがこの試合に向け準備に費やした時間が、この先に繋がるのかが心配になります。