元WBC世界ライト級暫定王者で、WBA世界スーパーライト級4位、IBF5位、WBC7位にランクされるライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)1敗=は、次戦でWBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米)=31戦全勝(15KO)=と戦う交渉を進めていたが、それを覆し、ターゲットをWBA世界同級王者ローランド・ロメロ(米)=15勝(13KO)1敗=に変更。これに対しヘイニーは、「2度と俺の名前を口にするな」と怒りを顕わにしている。

ロメロはけがを理由に1位の指名挑戦者オハラ・デイビス(英)=25勝(18KO)2敗=との対戦を回避。本日、米・ラスベガスで行われるWBA世界スーパーライト級暫定王座決定戦。デイビスと、同級3位イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)=24勝(22KO)4敗2分=戦で、新暫定王者が誕生すると、3月までに王座統一戦を行う事を義務付けられている状況にある。

しかし、ロメロは以前からガルシアとの対戦を希望。王座統一戦よりもお金になる、ガルシアとの対戦に舵を切る事は十分予想される。ガルシアと契約するゴールデン・ボーイ・プロモーションは、最近、元WBO、WBC世界スーパーライト級王者ホセ・カルロス・ラミレス(米)=28勝(18KO)1敗=とマルチ契約を締結。3月に予定される次戦で、デイビスvsバロッソ勝者へ挑戦する可能性もあると見られている。今後の動向に注目。