IBFは世界スーパーライト級4位ホセ・カルロス・ラミレス(米)=28勝(18KO)1敗=と、10位アーノルド・バルボサJr(米)=28戦全勝(10KO)=による同級挑戦者決定戦の入札を、9月19日(日本時間20日)に開催する事を決定。両選手は8月17日(日本時間18日)にIBFから対戦交渉の開始を告げられていたが、両選手共にこの挑戦者決定戦に興味はなく、交渉は進展せず、バルボサJrのランキングも下がり、この指令は見送られたものだと思われていた。

WBO2位、WBC3位にランクされるラミレスと、WBO1位、WBC4位のバルボサJrは共にリック・ミリジアンによりマネージメントされており、ラミレスはトップランクとプロモート契約を締結中。バルボサJrは7月にトップランクから円満に離脱したが、以後6ヶ月間のマッチメイク権をトップランクが持っている。

IBF世界同級は王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)=19勝(19KO)1敗=と、同級3位(1、2位は空位)ショジャホン・エルガシェフ(ウズベキスタン)=23戦全勝(20KO)=による指名戦が、11月4日(日本時間5日)に米国で開催される事が決まっており、ラミレスvsバルボサJrの勝者は、次の指名挑戦者となる。

しかし、入札が開催され落札者がいても、両選手がIBFの挑戦権を賭けて戦う可能性は極めて低く、現在5位にランクされる平岡アンディ(大橋)=22戦全勝(17KO)=選手に、挑戦者決定戦出場の権利が回って来るのは間違いないと思われる。