10月15日、オーストラリア・ブロードビーチのゴールド・コースト・コンベンション・センターで開催された、WBO世界スーパーウェルター級タイトル戦。王者ティム・チュー(オーストラリア)=23戦全勝(17KO)=に、WBC暫定王者ブライアン・メンドーサ(米国)=22勝(16KO)2敗=が挑んだ一戦は、チューが判定勝ち。スコアは117-111、116-112、116-111。
試合は静かな序盤戦を終えた第5ラウンドからチューが圧力を強め、左ジャブ、右アッパーで優位に立つ。9回、10回と強打を打ち込みメンドーサを追い詰めたチューだが、タフなメンドーサは顔面を腫らしながら応戦。ラスト2回もメンドーサはKOを狙うチューの攻撃を凌ぎ切り試合終了ゴングを聞いた。
暫定王者から昇格したチューは通算2度目防衛に成功。メンドーサは4月にセバスチャン・フンドラ(米国)=20勝(13KO)1敗1分=を7回KOし、WBC暫定王座を獲得した勢いに乗っての挑戦だったが、奮戦及ばず王座獲得はならなかった。