5月11日(日本時間12日)、メキシコ・アグアスカリエンテスのパレンケ・デ・ラ・フェリアで開催されたマッチルーム・ボクシング興行のメインで行われた、WBA南米大陸スーパーフェザー級王座決定12回戦。WBC世界同級3位エドゥアルド・”ロッキー”・エルナンデス(メキシコ)=34勝(31KO)2敗=と、ダニエル・ルゴ(メキシコ)=27勝(18KO)2敗1分=の一戦は、エルナンデスが7回2分17秒TKO勝ち。

昨年10月28日(日本時間29日)にメキシコ・カンクンで、WBC世界同級王者オシャキー・フォスター(米)=22勝(12KO)2敗=の持つ王座に挑戦し、大激戦の末に最終ラウンド、残り22秒で逆転TKO負けを喫したエルナンデスの再起戦は、2月16日(日本時間17日)にメキシコ・オアハカで、元WBA世界フェザー級王者でWBC3位、WBA14位にランクされていたマウリシオ・ララ(メキシコ)=26勝(19KO)3敗1分=と対戦し、元王者を後一歩の所まで追い込み、引き分けたルゴが相手。

激しい打撃戦となった試合は、中盤からエルナンデスが右アッパー、フックを中心にルゴを押しまくり、迎えた第7ラウンド、ノンストップ連打でレフェリーストップに持ち込んだ。敗れたルゴは「まだやれた」と強がったが、あれだけ打たれては仕方ない。この勝利でWBAランク入りも確実となったエルナンデスは、世界再挑戦の時を待つ。

WBA女子世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。王者エリカ・クルス(メキシコ)=17勝(3KO)2敗=に、同級1位の指名挑戦者ナザレナ・ロメロ(アルゼンチン)=13勝(7KO)無敗1分=が挑んだタイトル戦は、引き分けでクルスが初防衛に成功。スコアは97-93、93-97、95-95。