2月10日(日本時間11日)、英・ロンドンのカッパー・ボックスで開催された、WBCシルバー&CBC(英連邦ボクシング評議会)ミドル級12回戦。王者でWBC4位、WBO5位、WBA11位ハムザ・シーラーズ(英)=18戦全勝(14KO)=に、挑戦者WBO6位、WBC8位リアム・ウィリアムズ(英)=25勝(20KO)4敗1分=が挑んだ一戦は、シーラーズが初回2分36秒TKO勝ち。
初回。身長、リーチで上回るシーラーズはジャブを突き入って来るウィリアムズに右アッパーをカウンター。腰から崩れたウィリアムズはカウント8で続行に応じたが、再開後シーラーズの左フックで足元をグラつかせコーナーへ後退すると、ウィリアムズ陣営のセコンドは白いタオルを持ち立ち上がり、試合のストップを要求。世界ランカー対決は、シーラーズの圧勝に終わった。
ライトヘビー級10回戦。WBA&WBO世界ライトヘビー級4位、WBC5位アンソニー・ヤード(英)=24勝(23KO)3敗=と、マルコ・ニコリック(セルビア)=32勝(12KO)3敗=の一戦は、ヤードが3回1分15秒TKO勝ち。初回から自在にパンチを打ち込んだヤードは、2回に2度のダウンを奪うと、第3ラウンド、右アッパーのボディで試合を決めた。
昨年1月、IBF&WBC&WBO統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア=カナダ)=20戦全勝(20KO)=の持つ王座に挑戦し、善戦するも8回TKO負けを喫したヤードは、これで再起2連勝。WBA世界同級1位のジョシュア・ブアッツィ(英)=18戦全勝(13KO)=とのライバル対決が期待されている。