WBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米)=31戦全勝(15KO)=とプロモート契約する、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、ヘイニーの次戦に付いて、同級1位サンドル・マーティン(イタリア)=42勝(15KO)3敗=との指名防衛戦義務を果たすか、ウェルター級に転向し、ビッグファイトを目指す考えであることを明らかにした。
ヘイニーは元WBC世界ライト級暫定王者で、WBA世界スーパーライト級4位、IBF5位、WBC7位にランクされるライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)1敗=から対戦対戦オファーを受け、交渉が進められていたが、ガルシアは突然、ターゲットをWBA世界同級王者ローランド・ロメロ(米)=15勝(13KO)1敗=に変更。
ヘイニーは、「2度と俺の名前を口にするな」と怒りを顕わにしたが、現実的にはガルシア戦よりも得る報酬が少ない、マーティンとの指名防衛戦義務を果たさなければならない立場に追い込まれた。しかし、スーパーライト級王座を奪取した直後から、ヘイニーのウェルター級転向話しは出ており、一気に階級を上げる可能性もある。
そして、時を同じくしてハーンは、テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=の王座を剥奪により、IBF世界ウェルター級王者と認定されたジャロン・エニス(米)=31勝(28KO)無敗1NC=に対し、プロモート契約をオファー。その返事が待たれている。