WBAインターナショナル・ライト級王者でWBA5位にランクされるフロイド・スコフィールド(米)=16戦全勝(12KO)=と、元IBF世界スーパーフェザー級、WBC世界ライト級暫定王者のジョセフ・ディアス(米)=33勝(15KO)4敗1分=が、3月開催のゴールデン・ボーイ・プロモーション興行で対戦する事に最終同意。

プロキャリア4年目を迎えた21歳の俊英が、いよいよステップアップマッチに挑む。スコフィールドは昨年12月2日(日本時間3日)に米・テキサス州ヒューストンで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のセミファイナルで、リカルド・トーレス(メキシコ)=17勝(12KO)8敗3分1NC =から、初回、立て続けに4度のダウンを奪い1分51秒TKO勝ち。スピードに乗った速くて切れのあるコンビネーションは見事だった。

一方のディアス(31歳)は、2021年12月にデビン・ヘイニー(米)=31戦全勝(15KO)=の保持していたWBC世界ライト級王座に挑み12回判定負け。2022年10月には現WBA、WBC世界ライト級2位、WBO5位、IBF6位のウィリアム・セペダ(メキシコ)=29戦全勝(25KO)=に判定で敗れ、昨年3月の元世界挑戦者メルシト・ゲスタ(比・米サンディエゴ在住)=34勝(17KO)4敗3分=戦も、スプリットの判定で落とし3連敗となっていたが、7月にジェリー・ペレス(米)=14勝(11KO)4敗1分=を判定に破り連敗から脱出。

勢いに乗るスコフィールドが持ち前のスピードを武器に、世界のトップレベルとの対戦経験豊富なディアスを押し切るのか。それともディアスが持ち前の老獪なボクシングで、新鋭の持ち味を封じ込め、再び世界ランク復帰果たすのか。興味深いカードです。