2月19日(日本時間20日)、WBOは世界クルーザー級王者クリス・ビラム・スミス(英)=19勝(13KO)1敗=と、同級1位リチャード・リアクポルヘ(英)=17戦全勝(13KO)=の指名戦を指令。交渉期間は10日間で、対戦同意に達しない場合は入札が行われる。最低落札価格は30万ドル(約4510万円)。

33歳のスミスは、昨年5月にローレンス・オコリー(英)=19勝(14KO)1敗=を12回判定に破り王座を獲得。12月10日(日本時間11日)に、地元の英・ボーンマスのボーンマス・インターナショナル・センターで、同級6位にランクされていたマテウス・マステルナク(ポーランド)=47勝(31KO)6敗=に、8回2秒TKO勝ちで初防衛に成功。しかし、マステナルクの左ジャブ、右ストレートに苦戦。力づくで前進し、7回にマステナルクの肋骨を負傷させての勝利だった。

34歳のリアクポルヘはプロ8年目の世界初挑戦。現在、5連続KO中で、196センチから放たれる強打は威力がある。肉を切らせて骨を断つスタイルのスミスとの試合では、タフネスとスタミナが試される事になるが、王座交代の予想も多い。