9月3日、東京・有明アリーナで開催される、ダブル世界戦の前日計量が2日、横浜市内で行われた。4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ。WBC、WBO、IBF&WBAスーパー王者井上尚弥(大橋)=27戦全勝(24KO)=選手は、55・3キロ。挑戦者・元IBF世界同級王者でWBO2位、WBA6位、WBC、IBF7位にランクされるTJ・ドヘニー(アイルランド)=26勝(20KO)4敗=は、55・1キロでパスした。

世界戦スーパーバイザー、左からIBFベン・キルティ(オーストラリア)、WBCケビン・ヌーン(アイルランド)、WBAホセ・オリバー・ゴメス(パナマ)、WBOレオン・パノンシージョ(米・タイ在住)。

「ヤマト魂で戦う」と言うドヘニーは、これまでKOされたことがなく気合十分。しかし、”モンスター”・井上選手には油断なく、隙は見当たらない。

WBO世界バンタム級タイトルマッチ。チャンピオン武居由樹(大橋)=9戦全勝(8KO)=選手に、元WBC世界フライ級王者で同級1位にランクされる比嘉大吾(志成)=21勝(19KO)2敗1分=選手が挑戦。

計量は両選手共に、53・4キロでパス。

セミファイナルで行われる日本人選手同士による世界戦は、KO必死の好カード。

WBA世界スーパーライト級挑戦者決定12回戦。同級6位平岡アンディ(大橋)=23戦全勝(18KO)=選手と、同級暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)=25勝(23KO)4敗2分=が対戦。

両選手共に63・4キロでパス。これもKO決着濃厚の好カード。見ごたえのある試合になりそうです。

大橋プロモーション主催のダブル世界戦興行は、NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で午後3時30分から独占無料生配信。井上選手の試合は米国、英国でも生配信されるほど注目度が高い。今度もファンの期待を裏切らないだろう。