9月に米・ラスベガスで開催される、”リヤド・シーズン”での対戦同意が伝えられている、WBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=に、2階級で4団体王座統一を成し遂げた、WBA世界スーパーウェルター級&WBO世界同級暫定王者のテレンス・クロフォード(米)=41戦全勝(31KO)=が挑むタイトル戦の試合会場は、米ア・ラスベガスのアレジアント・スタジアムとなる事が明らかになった。

屋内型ドーム・スタジアムである同会場は、NFLラスベガス・レイダーズの本拠地で、約6万5千人の収容力を誇る。この会場がボクシング興行が開催されるのは初めてとなる。

カネロの次戦は、シンコ・デ・マヨに合わせ5月3日(日本時間4日)に米・ラスベガスで行われる事が決まっているが、対戦相手に付いてマネジャー兼トレーナーのエディ・レイノソは、IBF世界同級王者ウィリアム・スカル(キューバ / ドイツ・ベルリン在住)=23戦全勝(9KO)=か、WBA&WBC世界同級1位、WBO2位、IBF3位のクリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=になる事を明言。

すでに会場となるラスベガスのT-モバイル・アリーナは、PBC傘下のTGBプロモーションにより予約されており、カネロはクロフォード戦を前に、4団体統一王者の称号を取り戻す為に、自らの王座が剥奪された後に王者となったスカルとの対戦を第一の希望として挙げている。

ムビリがIBFから指令されていた挑戦者決定戦。同級4位ケビン・レレ・サドジョ(フランス)=24戦全勝(21KO)=との興行権は、入札によりサドジョと契約するY12ボクシングが87万8千ドル(約1億3530万円)で、ムビリをプロモートアする、アイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントの76万7千ドル(1億1820万円)を抑えて落札に成功。

ファイトマネーの分配は、ムビリが60%の52万6800ドル(約8100万円)。サドジョは40%の35万1200ドル(約5410万円)となり、Y12ボクシングはフランス・パリで挑戦者決定戦を開催する考えを明らかにしており、ムビリがこの条件でサドジョと戦うのか、少し前から話が出ていたカネロ戦に動くのかが注目される。