WBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英)=22勝(13KO)無敗1分=は、8月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドで開催される”リヤド・シーズン”で、IBF、WBO世界スーパーバンタム級1位、WBC4位サム・グッドマン(オーストラリア)=20戦全勝(8KO)=を挑戦者に迎え、3度目の防衛戦を行う計画が明らかにされた。
ボールは元2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)=36勝(28KO)2敗=との対戦が伝えられていたが、同日のメインカードとして予定されていた、テオフィモ・ロペスvsデビン・ヘイニーがロペスの辞退により消滅。ボールをプロモートするフランク・ウォーレンはネリ戦もない事を明らかにしていた。
そして、浮上したのがグッドマン。グッドマンは昨年12月14日に行われたスパーリングで左瞼を4針縫う裂傷を負い、10日後に控えていた4団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手との試合を延期。1ヶ月スライドされたが、1月11日のスパーリングで同じ箇所を再び負傷。
今度は14針縫う事態となり、井上選手への挑戦を正式に辞退。全治6ヶ月と伝えられていたが、5月14日(日本時間15日)にオーストラリア・シドニーで、セサール・バカ(メキシコ)=19勝(12KO)2敗1分=を10回判定で破りリング復帰。しかし、偶然のバッティングにより、井上選手への挑戦をキャンセルする原因となった左瞼をカットしている。

同日のメインイベントには、WBO世界ヘビー級1位、WBA3位、IBF7位にランクされる、20歳のヘビー級KOセンセーション、モーゼス・イタウマ(英)=12戦全勝(10KO)=と、元WBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(英)=31勝(21KO)3敗=が対戦。交渉は最終段階に入っている。
他に、前WBA世界フェザー級王者でWBA、WBC世界スーパーフェザー級4位、IBF、WBO5位にランクされるレイモンド・フォード(米)=17勝(8KO)1敗1分=と、IBF世界スーパーフェザー級王座を不敗のまま返上したアンソニー・カカス(アイルランド)=23勝(8KO)1敗=の一戦も用意されている。