3月14日(日本時間15日)、アイルランド・ダブリンの3アリーナで開催された、クイーンズベリー・プロモーション興行のメインイベント。WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。レギュラー王者ジェームス・”ジャザ”・ディケンズ(英)=36勝(15KO)5敗=に、元IBF世界スーパーフェザー級王者で同級7位にランクされるアンソニー・カカス(アイルランド)=24勝(9KO)1敗=が挑んだ一戦は、カカスが判定勝ちで新王者。
身長、リーチで上回るカカスはオーソドックスに構えスタート。上体を振り懐に入ろうとするサウスポーのディケンズを、左とステップワークで外し右を狙う。3回、カカスは元来のサウスポーへのスイッチを見せる。序盤戦は両者による激しいペース争いが繰り広げられた。
5回、カカスが打ち気に出て連打から右ストレートをヒット。ディケンズは右フックを合わせたが、カカスの左フックが上回る。6回以降カカスはプレスを掛け、ロングレンジから右ストレートを打ち込み、ディケンズが前に出るとバックステップで交わし、右アッパー、左フックをヒット。ペースを引き寄せた。
9回、ディケンズが圧力を強め、思い切って踏み込み左ストレートをヒット。両者の頭がぶつかり受け身となったカカスだが、10回になると再びプレスを掛け、ディケンズの出鼻に右ストレート、左フックをヒット。11回、前に出ようとするディケンズだが、カカスは足とカウンターで自分の距離をキープ。
最終ラウンド、ディケンズは逆転を狙い前進。カカスを追い左ストレートを伸ばすが届かない。ディケンズは最後までカカスの技巧の前に突破口を開くことが出来ず試合終了ゴング。公式スコアはヤン・クリステンセン(デンマーク)116-112、ジュゼッペ・クアルタローネ(イタリア)116-113、オレナ・ポビヴァイロ(ベルギー)115-113。

IBO(国際ボクシング機構)世界スーパーライト級王座決定12回戦。WBC世界スーパーライト級6位、IBF15位ピアース・”ビッグバン”・オリアリー(アイルランド)=18戦全勝(10KO)=と、元IBO世界ライト級王者マキシ・ヒューズ(英)=29勝(6KO)8敗2分=の一戦は、オリアリーが5回3分TKO勝ち。
試合は初回からオリアリーがプレスを掛け前進し、左右にステップを踏むサウスポー、ヒューズの足をボディ攻撃で止めにかかる。4回、オリアリーの左フックがカウンターで決まるとヒューズはグラり。オリアリーはさらに左フック、右ストレートで追撃。しかし、ここはヒューズも踏ん張りダウンは逃れた。
5回、オリアリーの攻勢の前に、ヒューズは足を使って動き逃げるだけ。ダメージが蓄積され右目を腫れあがらせたヒューズは、この回が終了するとギブアップ。オリアリーが圧倒的勝利でIBO王座を獲得。

IBO世界スーパーフェザー級王座決定12回戦。元世界ランカーのジョノ・キャロル(アイルランド)=25勝(7KO)3敗1分=と、コルム・マーフィー(英)=16戦全勝(6KO)=の一戦は、キャロルが判定勝ち。スコアはブノワ・ルセル(カナダ)117-111キャロル、グレン・フェルドマン(米)116-112キャロルと、ジャン=ロベール・レーヌ(モナコ)116-112マーフィーのスプリット。
ライト級8回戦。WBC世界スーパーフェザー級3位IBF15位にランクされるライアン・ガーナー(英)=18戦全勝(9KO)=と、クリスティアン・ビエルマ(メキシコ)=19勝(7KO)12敗2分=の一戦は、ガーナーが3回1分7秒TKO勝ち。ビエルマはこれで強豪相手に9連敗となった。
