6月13日(日本時間14日)、米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで開催された、WBA世界バンタム級タイトルマッチは、不敗のままWBA、WBC、WBO世界スーパーフライ級王座を返上したジェシー・”バム”・ロドリゲス(米)=24戦全勝(17KO)=が、レギュラー王者アントニオ・バルガス(米)=19勝(11KO)2敗1NC=を6回TKOで破り王座を獲得。3階級制覇に成功した。
試合後、次戦で4団体世界スーパーバンタム級統一王者井上尚弥(大橋)=33戦全勝(27KO)=選手と対戦する考えはあるのかと問われたロドリゲスは、「もし次の対戦相手が井上尚弥であれば、彼と対戦する準備はできている」と語っている。
バルガスに付いては、「あんなにパンチに威力があるとは思わなかった。それに、彼は思ったよりずっと強かった。最初のダウン後も、彼は立ち上がって何事もなかったかのように戦ってきた」と、敗者をリスペクト。
ロドリゲスは「誰とでも、いつでも戦う準備はできている」と言うが、マネジャー&トレーナーのロバート・ガルシアはバルガスとのバンタム級初戦を前に、もう一試合バンタム級で戦う意向を示唆し、WBO王者クリスチャン・メディナ(メキシコ)=27勝(19KO)4敗=との対戦を希望。また、WBC王者の井上拓真(大橋)=21勝(5KO)2敗=選手も昨年から対戦相手候補として名前が挙がっている。

プロモーターのエディ・ハーンは井上選手との対戦に付いて、「避けられない一戦は実現する。問題は時期だけだ。118ポンドでも122ポンドでも、この地球上にバム・ロドリゲスに勝てる者はいない。井上尚弥でさえもだ」と言及。井上選手との対戦は12月か来年1月を見据えている。
しかし、WBA世界同級には休養王者となった堤聖也(角海老宝石)=13勝(8KO)無敗3分=選手がおり、ロドリゲスは180日以内に戦う事を義務付けられている。これをロドリゲスが履行しなかった場合、WBAが王座の扱いをどうするのかは不透明だが、ここには同級1位のオフィシャル・チャレンジャー増田陸(帝拳)=10勝(9KO)1敗=選手も絡んで来る。
増田選手の次戦は7月20日に横浜BUNTAIで予定されており、今週、詳細が発表される。同級2位には比嘉大吾(志成)=21勝(19KO)3敗3分=選手が、試合から遠ざかっているにもかかわらず前回5位から上昇しており、王座を巡るビジネスがどう展開されて行くのかは興味深い。
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