9月23日(日本時間24日)に英・ウェンブリーのOVO・アリーナで行われたWBO世界ヘビー級暫定王座戦で、前王者ジョー・ジョイス(英)=15勝(14KO)2敗=を痛烈な3回KOに破り初防衛に成功した、王者チャン・ツィーレイ(中国)=26勝(21KO)1敗1分=のプロモーター、テリー・レーンは、チャンがフランク・ウォーレンのクイーンズ・ベリー・プロモーションと複数試合の契約を締結している事を明らかにした。
チャンは4月のジョイスとの初戦に勝利した後、WBC王者タイソン・フューリー(英)=33勝(24KO)無敗1分=との対戦を熱望。しかし、ジョイスが契約にあった即時再戦条項を行使した為、第2戦が行われたが、結果は世界中を震撼させる強烈なKO劇となった。
そして試合後、チャンはフューリーにあらためて対戦を要求。フューリーはウォーレンとトップランクにより推進されており、ボブ・アラムは最近、決まりそうでなかなか決まらない、フューリーとIBF、WBO&WBAスーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=21戦全勝(14KO)=による4団体王座統一戦が、「早ければ12月、おそらく来年の初めには実現するだろう」と発言。
フューリーvsウシクが実現した場合、チャンは他のウォーレン、およびトップランク傘下の名のある選手と戦う事が予想される。しかし、4団体王座統一戦が決まらなかった場合には、フューリーvsチャンが一気に浮上する。そして、その期待も大きくなった。