元WBO世界スーパーウェルター級王者で、WBO世界スーパーミドル級1位、WBC2位にランクされるハイメ・ムンギア(メキシコ)=40戦全勝(32KO)=と、今年5月に世界スーパーミドル級4団体統一王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗2分=の持つ王座に挑戦し12回判定負けを喫した、WBC8位、WBO、IBF10位ジョン・ライダー(英)=32勝(18KO)6敗=が対戦。試合は来年1月27日(日本時間28日)に、米・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで開催される、DAZN放映のゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のメインで行われる。

ムンギアは6月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州オンタリオで行われた、WBC7位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)=14勝(10KO)5敗=戦で大苦戦。最終ラウンドに左ボディで貴重なダウンを奪い、115-112、114-113、114-113の際どいスコアで逆転勝ち。何とか面目を保った。

一方のライダーはカネロ戦では見せ場を作る事は出来なかったが、12回終了まで奮戦。これまでのキャリアからは考えられなかった250万ドル(約3億3900万円)の報酬を得ている。そして、再起に関してはビッグな相手を希望していた。

来年5月に予定されるカネロの次戦相手候補に挙がっているムンギアとしては、カネロが倒せなかったライダーをはっきりした形で倒し、対戦へ向けアピールしたいところだが、攻撃が雑になると、タフなライダーの喰い下がりに会うことも考えられる。