WBO世界フェザー級王者ロベイシ・ラミレス(キューバ)=13勝(8KO)1敗=は、12月9日(日本時間10日)に米・フロリダ州ペンブローク・パインズのチャールズ・F・ドッジ・シティ・センターで行われる、同級10位ラファエル・エスピノサ(メキシコ)=21戦全勝(18KO)=とのV2戦を前に、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=25戦全勝(22KO)=選手は、マニー・パッキャオ(フィリピン)ではない。彼は伝説的な歴史を作ったが、僕がボクシング界に存在する限り、繰り返されることはないと発言。五輪2連覇のラミレスは、井上選手がフェザー級に上がって来るのを待ち構えている。

井上選手は12月26日に東京・有明アリーナで、IBF&WBAスーパー王者マーロン・タパレス(フィリピン)=37勝(19KO)3敗=との4団体王座統一戦が決まっているが、これに勝てば、WBC1位ルイス・ネリ(メキシコ)=35勝(27KO)1敗=、IBF&WBO1位サム・グッドマン(オーストラリア)=16戦全勝(7KO)=らの挑戦を受けた後、フェザー級王座獲得へ動くと見られている。

そしてその相手はトップランク・ファイターのラミレスと、IBF王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)=29勝(16KO)2敗=が有力視されており、ラミレスとロペスが王座統一統一戦を行い、モンスターの挑戦を待ち受けるという構図が浮かんでくる。それは井上選手の3階級連続の4団体王座統一への近道となり、トップランクはタイミングを見て実現させると思われる。この先が楽しみです。